プーケットへの移住は簡単?実体験を踏まえて様々な方法を解説

プーケット

タイのプーケットは世界中から多くの人達が事業やリタイアメントなどの目的で移住してくるリゾートアイランドです。日本からも移住される方が多く、また実際に移住を検討している方もいらっしゃいます。

そこで今回の記事ではプーケットへの移住は簡単なのか?どんな方法があるのかについて実体験を交えつつお話していきます。

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プーケットへの移住は簡単?その方法とは

いきなり結論になってしまいますが、プーケットへの移住は「難しくない」です。ここで敢えて簡単と言い切れなかったのは、プーケット移住の際はビザ取得が必要になりそこで揃える書類関係が面倒くさいのです。。

ここでは移住で必要になるビザの種類や難易度についてお話していきます。

観光ビザ

基本的に日本のパスポートがあれば30日以内の滞在はノービザで可能で、さらにそこからイミグレーションオフィスによる滞在延長手続きで+30日以内の滞在ができます。

ですので60日以内の滞在でしたらビザを取得する必要はありません。もし60日以上プーケットに滞在したい場合は観光ビザがおすすめです。観光ビザを取得すると60日間の滞在が可能になり、さらにそこからイミグレで30日間の延長ができます。

例えばノービザでタイに入国して30日以内にイミグレで延長し、観光ビザを取得する場合は

30日(ノービザ)+30日(イミグレ延長)+60日(観光ビザ)+30日(イミグレ延長)=150日間

の滞在が可能です。プーケットに5ヶ月以内の滞在を考えている方は観光ビザがお手頃でおすすめできます。

またプーケットの市街には観光ビザ取得の業者、通称「ビザラン」がたくさんあります。必要な書類を揃えるサポートをしてくれたり、プーケットから近隣国(マレーシアやラオスなど)までの往復と現地でのビザ申請から滞在まで全て管理してくれますので、初めての方は特に利用を推奨します。

ご自身で書類を集めて近隣国で申請するのもコストが掛からず良いのですが、万が一書類に不備があったりトラブルが発生した場合は大変です。ビザランは相場が5400〜6000バーツですので、約2万円の依頼費用で5ヶ月タイに滞在できると思えば高くない保険料だと思います。

僕自身プーケットに来た当初はこの観光ビザを2回取得して8ヶ月ほど滞在していました。

※現在ビザランの取り締まりが厳しくなり連続で観光ビザが取りづらくなっています

学生ビザ(EDビザ)

観光ビザを利用すれば最大で5ヶ月の滞在が可能ですが、(厳密にはビザランを繰り返して滞在日数を伸ばすこともできますが、3回以上の連続取得は取り締まりが厳しくなっています)もっとプーケットに滞在したいという方は学生ビザがおすすめです。

プーケットには言語学校がたくさんあり、そこに所属することでEDビザ(学生ビザ)の取得が可能になります。僕自身は観光ビザが切れた後にこのEDビザを取得しました。

以前は1年間有効のEDビザが取得できたそうなのですが、現在は90日ごとに更新するタイプのみ(シングルエントリー)になっています。この更新が3回まで可能になりますので、結果的には1つのEDビザで360日の滞在が可能です。

言語学校を探すポイントとしては

  • EDビザ取得のサポートをしてくれるか
  • そもそもEDビザが申請できる学校か
  • 週に必要な講座受講数(受講時間)、受講費用はどれほどか

の3つがあります。特に節約してプーケットに移住したい方は複数の言語学校に連絡して料金を比較することをおすすめします。

保護者ビザ(Oビザ)

あまり僕の周りでは保護者ビザを取得している方はいませんが、お子さんがプーケットの学校に通っている場合などはこの保護者ビザ(Oビザ)が取得できます。

ただこのOビザを取得するにあたり難点となるのが「タイの口座に50万バーツ以上の預金を3ヶ月する」というポイントです。取得の流れはまず初めに90日のシングルビザを取り、その後1年のOビザに更新します。

シングルを申請する際は口座預金は必要ないのですが、そこから更新する際に残高証明書求められるのです。50万バーツは2019年3月のレートですと約175万円になります。

ここが少々ネックになってしまいますが、クリアできる方は滞在も安定しますのでOビザがおすすめです。

リタイアメントビザ

プーケットには多くのファラン(ヨーロッパ系の人達)が移住していますが、そのほとんどがこのリタイアメントビザを取得しています。

リタイアメントビザの取得条件は下記です。

  • 年齢が50歳以上
  • タイの口座に80万バーツ以上の預金がある(もしくは月の収入が6万5000バーツ以上ある)

上記の条件を満たしている限り1年毎に更新してプーケットに滞在することができます。老後のリタイア生活をプーケットで検討している方はこのリタイアメントビザがおすすめです。

結婚ビザ(Oビザ)

僕は現在この結婚ビザでプーケットに移住し滞在しています。タイの女性とプーケットで結婚し、そのままプーケットで結婚ビザを申請しました。(日本に一緒に行く選択もありましたが、物価の安さと常夏、花粉がないということからプーケット移住を決断しました)

結婚ビザも保護者ビザやリタイアメントビザと同じく、1年毎に更新するタイプです。取得の難易度ですが、個人的にどのビザよりも難しいと思っています。(というより
なかなか面倒くさいのです、、)

タイ人男性と外国の女性が結婚する場合は入籍からビザ取得まで簡単で、必要な書類も少ないです。しかし逆にタイ人女性と外国の男性が結婚する場合は必要書類が多く審査も厳し目になります。

僕の場合は後者ですので、ビザ申請の際はパスポートや住民票、戸籍謄本などの基本的な書類に加えて

40万バーツを3ヶ月以上預金した残高証明書(もしくは月4万バーツ以上の収入証明)

が必要でした。当時は日本のネットバンクに貯金が30万円ほどしかなかったので、必死で受注案件を増やし何とか280万円近くを貯めて司法書士やビザ業者への依頼費用含め払うことができました。。(汗)

※本当に地獄でした

そして書類が全て揃っても一発合格ができず、非常に細かな記入ミスや書類の期限切れ、書き直しが発生します。僕は5回に渡るやり直しを経て入籍から結婚ビザ取得をクリアすることができました。。

ですので結婚ビザを検討している方はご自身の滞在期間も十分確保しておくことをおすすめします。

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プーケット移住の際に気をつけるポイント

ここからはプーケット移住の際に注意するべきポイントについてお話していきます。

年々ビザ申請が厳しくなっている

タイでは政権が変わってから外国人のビザ取得が明らかに厳しくなっています。

  • 観光ビザ(学生ビザ)が連続で取りづらくなった
  • 入国の際は帰国便のチケットが必要になった
  • 単純に審査が厳しくなった

など、僕の周りでも思うようにビザが取得できなかった事例が出始めています。またリタイアメントビザに関しても今後は40万バーツをタイ口座に保持し続けなくてはいけなくなり、自由に使えるお金が減るようになるそうです。

ですのでプーケット移住を考えている方は入念に調べて申請の用意を進めましょう。

初めてのビザ申請は専門業者に依頼しよう

これはどのビザでもそうですが、初めて申請する際は専門業者に依頼することをおすすめします。もちろんネットで調べたりイミグレで必要書類を確認し、ご自身で申請することも可能です。

僕も初めは自分で書類を用意して申請しましたが、書類不備で何度もやり直しました。。そもそも用意する書類が多いので完璧に用意するだけでけっこう疲れます(汗)

専門業者に依頼してしまえば勝手がわかり申請の仕方や必要書類がはっきりしますので、初めの申請のみ業者に依頼して2回目以降はご自身で手続きをするほうが絶対的に楽です。

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プーケットへの移住は検討する価値あり!

今回はプーケット移住の方法についてお話をしてきました。僕は現在2年4ヶ月ほどプーケットに滞在していますが、

  • 美しいビーチや離島でリフレッシュできる
  • 寒さがなく毎日半袖短パンでOK
  • 花粉がなく鼻が非常に楽
  • 物価が安い

などといった点から移住して正解だったと思っています。ぜひ将来プーケットへの移住を検討されている方はこの記事が参考になりましたら幸いです。

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